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2022年12月

2022年12月23日 (金)

JBL3Wayマルチ TWのタイムアライメント調整

今日は入念にJBL3WayマルチのTW 2405のセット位置を探った。タイムアライメント調整なんだけど、整合が取れていないとリスニングポイントで頭を前後に動かした時に音が変化するんだよね。
しかしタイムアライメントがしっかり取れると変化は微小で、音は澄み切って聴こえてくる。

Tw

タイムアライメント調整のイメージとしては下の図の様な感じです。

音の速度は、340m/秒です、100Hzの低音は波長が3.4m、1kHzでは、34cm、10kHzでは、34mmの短さです。
従って、3Way マルチだと TWとMiDの波長が2分の1波長程ずれるとお互いに打ち消し合って、大切な音が聴こえてこない状態に成ることがあるので、TWの位置を前後に動かして調整します。(上下もあります。)

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今回サブウーファーを追加したことで、音のバランス的にはTWの音量を少し上げることで低域が更に締まる傾向になります。従って入念にタイムアライメントを調整する必要がある訳です。

 

SIGMA 150-600/5-6.3DG DN | Sports Lマウントの修理

以前から気になっていたのですが、SIGMA 150-600/5-6.3DG DN | Sports のテレ端 600mmの無限遠での解像度が低いような気がしていたんです。600mmという焦点域のレンズを使った事が無かったので、こんなものかな?と半信半疑だったのです。特に手ブレが出たり、ISO感度が高くなると解像度は落ちるので、試行錯誤を重ねていました。しかし決定的だったのはritomo先生が同じレンズを導入されてLeica SL2と組み合わせて月を撮影された画像とデータを拝見した時だった。「結構違うのですよ、これが...アタシのレンズは寝ぼけてる。」

意を決してSIGMA本社にお伺いして
SIGMA 150-600/5-6.3DG DN | Sports Lマウントの調整・修理をお願いし物を預けてきた。参考資料として自分の撮ったデータも併せて参考資料としてお渡ししました。レンズは会津若松の工場で検査されるのだそうです。

Sigma-office

「とってもユーザーフレンドリーな対応をして頂いて、お土産にカレンダーまで頂いちゃった! 嬉しい。」というのが12月9日の出来事で、2週間程経過して昨日レンズが戻ってまいりました。

事前にメールで連絡が来て検査の結果、解像度の低下が認められたという事でした。結果としては購入当初からの問題だった事もあり、お詫びも兼ねて新品に有償交換していただきました。従ってシリアルナンバーも変わりました。一年の保証期間が過ぎていたので有償に成ってしまったのは致し方ありませんが、もっと早く検査をお願いしておけば良かったなと(後悔先に立たず)自分の腰の重さを反省しています。

という事で、早速試し撮り。

Test

レンズ焦点域600mm f6.3開放 1/160s ISO800

Test2

レンズ焦点域600mm f6.3開放 1/160s ISO800

Test3

レンズ焦点域600mm f6.3開放 1/3200s ISO800

簡単な試し撮りをやっていますが最長端600mmでの解像度は問題無い様でキレがありますね。前のレンズだとこのキリッとした感じが出ませんでした。

それともう一つSIGMA TELE CONVERTER TC-1411を取り付けてx1.4倍 840mmにした時に更に解像度が落ちると言うジレンマがあって、せっかく購入したx1.4倍テレコンもおのずと使わない様になっていました。そこでテレコン装着の画像もテストしてみました。結果は下の作例を見ていただいて解るように、解像度も十分なのでこれから使う楽しみが増えました。

840mm

Sports 021 + TC-1411 レンズ焦点域840mm f9.0開放 1/1250s ISO400

2022 12月27日 追記

ある意味 一番 レンズのテレ端 600mmの無限遠での解像度が判りやすい被写体である月の写真を撮ってみた。

Moonm1500

SIGMA 150-600mm F5-6.3 DG DN OS | Sports 021にテレコンバータ TC-1411を着けて800mmである。 添付画像はトリミング無しである。ISO6400 f14.0 1/200s 一脚使用で手持ち撮影にしてはよく撮れて、解像していると思う。合格かな

1500119

レンズ SIGMA 150-600mm F5-6.3 DG DN OS | Sports 021にテレコンバータ TC-1411 L

カメラ Panasonic LUMIX DC-S1R

焦点距離840mm f値9.0, シャッタースピード1/640s,  ISO感度500

2022年12月13日 (火)

TD520SW - ECLIPSEについて

TD520SW - ECLIPSE の嬉しい仕様についての説明。
入出力はSys1・Sys2と2系統に分かれていて、2種類のシステムが繋げます。LINEの他にSPEAKER LEVEL入出力も備えています。後述しますがSys2にはLINEのTHRU OUTも備えています。1系統ごとに独立してVolとL.P.F.のレベル調整が可能と成っています。メインのJBLとソナスを繋いだのが下の写真の様子です。RCAケーブルだけで処理できますので、とてもシンプルな配線となりました。

Sw6

下の背面画像はECLIPSE公式Webサイトから拝借してます。 

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それぞれのチャンネル調整と設定(Vol・LPF)は、本体正面のボタン、裏面のツマミ、付属のリモコンで全ての操作が可能です。2系統のチャンネルソースを切り替えて使える本格的なSub Wooferはちょっと見当たらないので、満足度は非常に高いです。

忘備録として接続図を載せます。リニアテクノロジー Sa-321 3way AmpにはTHRU OUTがあるので、RCAケーブルでTD520SWのSys1に接続 (JBLメインシステム)Sys2はTD520SWのTHRU OUTから(ソナス・ファベール)に繋いでいます。

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TD520SW - ECLIPSEを入れたら聴きたかったアルバム
Sister Drum Dadawa (阿姐鼓) 
「中國歌壇最有個性・最具爭議的歌手」と謳われるダダワこと朱哲琴のアルバムで中国では100万枚以上を出荷。 チベット文化が色濃く歌われています。やっとこのアルバムがまともに聴けるようになりました。歯切れのよい、空気を震わせる重低音が味わえます。

Dawada

TD520SW - ECLIPSE とても良いですわ
なんでもっと早く導入しなかったんだろう。

自分自身の中にHome AudioでのSub Wooferは邪道って考えが有ったのかなぁ
車載音響とかでは必須なんですけどね。

このユニットを入れると、今までアクセサリの電源コードをとっかえひっかえして低音の出方が変わったな〜とか、試行錯誤して居たのを超越しちゃうんですけど..笑

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面白いのは、L.P.F バイパス機能を備えているんですよ。L.P.F (ローパスフィルター)を通して高域をカットする為に遅延が生じるとトランジェントが悪くなるから、L.P.F バイパス機能を設けてあります。確かにAMP側にサブウーファー出力がある場合は、そのほうが好いですね。

20221214-130934




2022年12月 5日 (月)

エクリプス・サブウーファー TD520 SW 導入

エクリプスのTD520 SW の超低音域 再生品質は凄いですね!
私のメインシステムであるJBL A130のタイトで乾いた質感とハイスピードな低域に、キッチリと追い着いて来ています。そして一番驚いたのは、空気を震わす様な低い音を再生しても、必要以上に床や壁を伝ってくる不快な振動が無いことです。 

Sw2

LPFボリュームで設定した再生周波数より高域の音をカットすることが出来ます。
メインシステムのJBLA130の低域特性は200Hzからなだらかに左肩下がりに落ちてゆきます。50Hzから下は更に急激に落ちるのでLPFは50Hzに設定しました。

Jbl130a1

エクリプスのTD520 SW を追加して試聴した、ビル・エバンス のアルバム「Waltz for Debby」ですが、より生々しいホールのライブ感が再生される様になりました。そして勿論あの音ももっと明確にゴロゴロと….笑

サブウーファーの選択で、最後まで残ったのは、4モデルでした。
ECLIPSE TD520SW ¥286000
ELAC SUB2070 ¥280000
KEF KC62 ¥242000
YAMAHA NS-SW1000 ¥275000

サブウファーは基本的にアンプを背負っていますので、ディスコンモデルはリスクがありますから購入対象から除外しました。YAMAHAは一番強力そうですが、ヤマハ独自のバスレフ方式なので私のメインシステムJBLのWF A130のタイトでスピードのある低域と相性が悪そうです。箱も巨大なので早々に対象から落しました。

ECLIPSE とELAC 、KEF はそれぞれ呼び方は違いますが、2個のドライバーをマグネット側で、背中合わせに結合して振動を打ち消す構造になっています。比較的小さなSPK BOXでも高能率で、大入力のWFが搭載できます。確かこのパテントは日本のメーカーです。

Twin

KEF KC62 は一番コンパクトで魅力的なのですが、ワイヤレスコントロールができないので対象から落としました。

ELAC SUB2070 は“SUB CONTROL APP” というアプリでiPadなどの携帯端末からパラメータの調整ができるのと、携帯端末のマイクを使ってオート・キャリブレーションもできるのが魅力的でとても悩みました。しかし操作系がアプリのみで、背面の操作盤には調整のスイッチ類が無いのです。アプリでしか操作できないのです。アプリがOSに追いつかなくなったら、ただの箱になるリスクがありますから最終的に選択対象から落としました。

Img1

ECLIPSE TD520SW は開発は2014年と新しくはないのですが、逆にロングセラーと成っていて国内外の評価がとても高い製品です。VGPで2022金賞受賞です。私にとっての決め手は2種類のシステムを繋ぐ事が出来るのと、アプリはありませんがリモコンで操作できるのと合わせて背面の操作盤でも調整できる事です。メインのJBLとソナスを繋いだのが下の写真の様子です。RCAコードだけで処理できますので、とてもシンプルです。

Sw3

本体のLEDインジケーターの明るさを3段階に調整できるディマー機能を搭載しているのも好感もてました。Bang & Olufsen ICEpower社製の高出力デジタルパワーアンプを搭載しているのも何気に評価高いです。
車の関係で過去にお仕事させて頂いてましたから、贔屓もあります。笑

Sw

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