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2022年9月 4日 (日)

音質チェックによく使われる音源とそのチェックポイント

長年音響メーカーの技術者と一緒に製品の音質チェックを行ってきましたが、今日は音質チェックによく使われる音源とそのチェックポイントを書き留めてみました。興味の有るオーディファイルの方は参考にされてみてください。

音源 Eagles Hell Freezes Over
Hotel California ライブ録音

Blog_20220904172401

イントロで聴衆の拍手から立ち上がる。やや右のスピーカーに偏った12弦ギターの響きの艶やかさと臨場感が生々しく再生されているかをチェックします。

32〜33秒でギターソロの後にバスドラが背景に入ってきますが、その再生音が軽い出音のシステムは駄目です。
ドンと鳴った時に腹に響くような、周りの空気が震えるような低域再生が出来ていれば、システムとして満点です。

低域の質ですがドロドロした再生音ではありません。ある程度乾いた切れよく響く感じ、
多分30~35Hzくらいからの低域音源が入っていますが、収録後に調整した音源です。ここがこのアルバムで一番大切なチェックポイントです。

2:10でパーカッションの後に入るドン・ヘンリーの声質が若干ハスキーにそしてリアルに聴き取れるか。

5:06 リズミカルに始まるパーカッションが乾いた音で再生されているかチェック

小型のシステムだと、なかなか再生が難しいアルバムですが、上の内容を参考にチェックされてみてください。ご自分の音作りの方向性が見えてくるかもしれません。

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