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2020年8月21日 (金)

ライカ ズミルックス-TL F1.4/35mm ASPHのレビュー

Leica TL2 Mirrorless Digital Camera System (Type 5370):2020/Aug/21

* Leica (ライカ) ズミルックス TL35mm F1.4 ASPH. シルバー
■主な仕様
レンズマウント :ライカLバヨネットマウント
画角:35mm判換算で約50mm 相当
レンズ構成 :8群12枚
非球面レンズ :4面
入射瞳位置 :49.1mm(無限遠)(バヨネットからの距離)
ピント合わせ : AF MFを設定 オートフォーカス時にフォーカスリングを回して手動でピントの微調整が可能
最短撮影距離 :0.4m
設定方式 :電子制御式 カメラ本体の設定ダイヤルで設定
最小絞り :F16
フィルターマウント :フロントマウントの内側にねじ込み式フィルター(E60)用のねじ 非回転式
レンズフード :フロントマウントの外側に取り付けるバヨネット式
寸法 質量
長さ(バヨネットフランジまで):先端から 約77mm / 123mm (レンズフード非装着時/装着時)
最大径 :約70mm / 81mm (レンズフード非装着時/装着時)
質量 :約428g / 498g (レンズフード非装着時/装着時)

Sumitl-1

ライカ ズミルックス-TL F1.4/35mm ASPHのレポート


実はこのレンズを導入するにあたっては、紆余曲折がありました。僕のブログを御覧になって頂いている方には、何となく「ははぁ~ん」と気づかれると思いますけど
シグマ30mm F1.4 DC DNのLマウントが発売されたので、浮気心が出てそちらに触手が伸びてしまったのです。物が届く前から、ちょっとばかり不安だったのですが、 今から思えばシグマのHPにあるこのレンズの インプレッションの写真と文章が素敵だったんですよ! 違うと思うけどインプレッション書いている中村航さんって本業小説家で、芥川賞候補の方じゃないですよね? もしそうだとしたら
本当にやられたな....(^^;;;

まぁ 実際のシグマ30mm F1.4 DC DNは僕の使いたいレンズではございませんでした。約一週間でドナ・ドナされて行きました僕のおカメラ人生で最短の在宅時間でした。 代わりにやってきたのが ズミルックス-TL F1.4/35mm ASPHでした。
紆余曲折が気になる人はブログで遡ってお読みくださいませ

今回シルバーのズミルックス-TL F1.4/35mmを追加したことで、僕のTL2には3本のシルバーレンズが揃いました。
Elmarit-TL 18mm f2.8 ASPH
Apo-Macro-Elmarit-TL 60mm f2.8 ASPH
Summilux-TL 35mm f1.4 ASPH
この3本のレンズを今はさっぱり見かけなく成ったおフランスのメーカーでVReporterと言うちょっとチープな化型カメラバッグに入れて勝手にVoyageトラベルセットなどとネーミングしています。笑

60mmと35mmはレンズフードが共通です。最近のライカはドイツの車メーカーと同じで、何でもプラットフォーム化して部品点数を減らそうとしてる傾向があります。 これは目に見えない所でやって欲しい、
趣味性の高いレンズの外観とかフードにその考えを適応するのは如何なものかしら!SLのアポズミシリーズなんて、見分けがつかないです。ちなみに昔のRレンズはフード組み込みだったのよ! 組み込み式フードだから申し訳程度にしか役目を果たしてなくて不評でした、ですからハレ切りは自分で考えた。Summilux-TL 35mmにこのレンズフードを取り付けると、 シルエットが大きくなりすぎるような気がして、なるべくフード無しで使いたいと思いシルバーのライカ純正フィルターUVaを奢ってあげました。
流石に純正です。シルバーの色味が同じだ!なんてくだらない事で感激したりしております。前玉修理はそんなに費用はかからないらしいので本当はフィルター無しで使うのが良いに決まっているのですが、 僕にはなかなか勇気がでないのです。

Tl333_20200821122701

さてライカ ズミルックス-TL F1.4/35mm ASPHですが、8群12枚のレンズ構成です。上記の光学図に記されていますように、そのうち4面は非球面です。多分特殊ガラスも使われているのでしょうが、いくら調べても情報が出てきませんでした。
これは他のTLレンズについても共通して言える事です。もう少しTLレンズの情報がほしいですよマイケ・ハーバーツさん

Leicaは、このレンズがf1.4で最大の解像度、鮮明さ、色再現を実現するように設計されているとアナウンスしています。
確かにそのアナウンス通りにAPS-Cのレンズでありながらボケが素晴らしい事に驚きます。最短撮影距離が40cmなのでテーブルフォトを撮るのに重宝しますが、 やはりベースが35mmレンズですから被写体に近づくと少々バースが出てきますが極端すぎず程々の感じで、その辺りの表現は上手に抑えられています。
標準レンズ的に使いたいのであれば、少し引いて撮るのが良いと思う。その場合に条件が合えばとても滑らかで砂糖菓子が崩れてゆく様なボケ味が表現できます。
その条件の一つはやはり伝統的にズミルックスはあまりにピーカンな明るい場所で使うレンズでは無いのであろうと考えます。

Wine_20200821122801

このレンズを購入して気になるのはフルサイズの標準レンズSL50とこのTL35の描写の違いです。それは一体どんなものなんだろうか?大きな差はあるのか? 同一被写体をそれぞれに撮影し、画像を比較してみました。
片方は有効画素数約4730万 フルサイズCMOSセンサー搭載 LUMIX S1Rとライカが最高水準の光学性能と新たな基準とうたう標準レンズSummilux-SL 50mm F1.4 ASPHでの画像です。 対する組み合わせはズミルックス-TL F1.4/35mm ASPHとLeica TL2です。

最短撮影距離が大きく違いますので、SL50mmはトリミングをかけてTLの画像サイズに合わせていますのでその辺は差し引いてご覧になってください。(目測ですが丁度原寸で1:1になるくらいにトリミングで切り出しています。)
やはりフルサイズでズミSL50とでは背景のボケ方に違いが出てきますね。ホケの状態は被写体とレンズの距離で違ってきます。 SL50mmは最短撮影距離の60cmで撮影しています。TL35mmは50cm位で撮影しています、最短撮影距離が40cmなのでそこまで距離を詰めればもう少し背景ボケも変わったのかも知れません。
しかし如何でしょうか?ピントの有った部分の際立った立体感からシャープな解像度など比較して両方のレンズ共に文句の付けようが有りません。ブルーのペーパーウェイトが浮き上がるように解像しています。 このペーパーウェイトは結構ずっしりとした重さが有って硬質なガラス系の樹脂で作られているのですが、そのガラスでもない樹脂でもないような材質感覚と材料の表面の視覚的な色や明るさの均質といったテクスチャーが正確に表現されています。 レンズの切れ味や醸し出される空気感などが同じですね。

ライカAPS-Cシステムのプロダクトマネジャーであるマイケ・ハーバーツさんのインタビューで語られた「ライカではフルサイズ用よりもAPS-C用レンズの方が設計基準が厳しい」 その理由は同じプリントサイズを得るためにはフルサイズよりもAPS-Cの方が拡大率が高くなるため、 フルサイズ用レンズと同じ性能では解像に差が付いてしまうからターゲットMTFをフルサイズの40ライン/ペアに対してAPS-C用レンズでは60ライン/ペアに上げて設計することで、フルサイズ用レンズと同等の性能にしているとのこと。

こうやってフルサイズの機材と原寸で切り出して比較してみるとよく分かります。ズミルックス-TL F1.4/35mm ASPH 恐るべしですなぁ

Summilux-TL F1.4/35mm ASPH +Leica TL2

Tl

Summilux-SL 50mm F1.4 ASPH+ LUMIX S1R 

Sl

このレンズの特徴はTL2に組み合わされるレンズとしては重量と体積が結構あるということです。しかしAFと前述した通りの光学性能を達成してゆくためには、 これが最低限の大きさになるのかも知れません。大きさ的にはSLレンズのズミクロンとほぼ変わりませんから、SLに装着して使ったほうがしっくり来ます。
実はライカTLレンズを LUMIX S1Rに取り付けて撮影してみたところ滅茶苦茶快適です。 特にAFの精度とスピードが段違いに早いし正確なのです。 同じレンズなのに全く別物のレンズを使っているかのような快適さです。

Leica TL2の大きな特長は、1点AFを使用して焦点を合わせるときにオートフォーカスを微調整できます。シャッターボタンを軽く押し下げたままの状態でレンズのフォーカスリングを回すとピントを調整できます。
これは、Leica TL2のすべてのLeica TLとLeica SLレンズで動作します。多分バイワイヤーで動くのでしょうが結構ヌルヌルとした動きで気に入っています。
なぜピントの微調整の話を持ち出すのかと言うと、画作りの中で大口径f1.4でギリギリのピント合わせをしたい時です。
例えばこんな感じでRIEDELワイングラスの極薄な縁にピントを合わせる場合なんてTL2のAFとオートフォーカスを微調整機能では非常に心もとないのです。

1500wine

TL2だと確実にピントが合っているかを確認するのに拡大モードを含めたMFにするために、背面の操作画面をタップしてフォーカスモードから3回ほどタップしなければいけません。
アイコンをタップして操作モードを切り替えるのはカメラと言うよりiPhone的なスマホ行為ですけれど、僕的にはなんだかしっくり来ません。 これがLUMIX S1Rだと、シャッターボタンを軽く押し下げたままレンズのフォーカスリングを操作するだけで自動的にファインダーの中に別ウィンドウで拡大表示部分が立ち上がってきます。
とてもスムーズなのです。ファインダーを覗いたまま写真を撮るという一連の操作の流れの中で、もう少し厳密に狙った場所にピントを合わせたいときなどはとても使いやすい機能です。 LUMIXS PRO レンズはフォーカスリングを前後させるだけでAF/MFの切り替えが行えるフォーカスクラッチ機構を搭載しています。
僕は本当によく使いますしライカも取り入れてくれないかしらと切に願う便利機能です。パナソニックのカメラは写真を撮る行為をよく分かって作っているなぁと感心してしまいます。僕の心はどんどんパナに傾斜してゆきます。笑

今度パナソニックから新しいセンターEVFの一眼レフスタイル ミラーレス LUMIX S5が出るわけですが、S5はS1Rよりも一回り小さくなってボディ横幅などはTL2と変わらない大きさです。
フルサイズのモデルですが、APS-CとしてTLレンズの実用的な母艦になるかも知れないなどと考え始めた自分が恐ろしいです。
そして LUMIX S5はボディ内手ブレ防止(6.5段分の効果の5軸デュアルIS)も装備しているのです。価格的にも北米価格はボディが1997.99ドルの様です。おおぉ (^^/

LUMIX S5 (幅)132.6mmx (高さ)97.1mm x(奥行き)81.9mm 約714g
Leica TL2(幅)134.0mm× (高さ)69.0mm ×(奥行き)33.0mm 約399g

Sumilx

ライカ ズミルックス-TL F1.4/35mm ASPHのレビューなのか、 LUMIX S5が欲しい言い訳なのか! 何だか分けのわからない文章に成ってしまいました。

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