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2020年2月24日 (月)

Apochromat KINOPTIK 75mm f2.0 Leica R-Mount

SIGMAのArt 35mm F1.2 DG DNを使いだしてから、えらく気に入ってしまったんだけれど、なんだか今までどこかで出会ったような描写だなぁと思い続けていて、ハハァと思い出したのが、Apochromat KINOPTIK 75mm f2.0 Leica R-Mountでした。

Kinoptik

Kinoptik2

KINOPTIK (キノプテック)はフランスのレンズメーカーです。 この75mm f2.0のレンズは、16mmシネカメラ・アリフレックス用のレンズを取り外してライカR用にマウント改造したンズです。所謂シネレンズです。多分1940年後半から1950年代のレンズだと思われます。当時はAngenieux(アンジェニュー)と共に明るいレンズの設計を行っていたのです。

外観は上の写真を見て頂いてわかると思いますが改造していますから実験レンズの様な外観です。Mマウントに改造した物は時々見かけますが、Rマウントは多分これしか無いでしょう。Leica R Adapter Lを使用して Panasonic LUMIX DC-S1Rに取り付けています。

Kinoptik3

最短撮影距離1.0m・絞りは円形10枚絞り、開放 f2.0・最小絞り値16です。シネレンズですからクリックストップは有りません。

さて冒頭に書いている、ハハァと思い出した描写なんですが...Apochromat KINOPTIK 75mm f2.0をPana S1Rに取り付けて撮影した作品を2枚貼ります。

49573883812_426a5d1034_c

古いレンズですから、光の当たり方に気をつけてやる必要がありますが、このレンズは色の出方に特徴があります。発色が濃いのです。ディティールの再現性などに優れていて非常に深くて品位の有る階調再現性を持っています。フィルム時代にその傾向は顕著に現れていました。

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SIGMAのArt 35mm F1.2 DG DNは5,000万画素オーバーに耐えうる解像感と開放f1.2からピントが使えるレンズです。レンズに求められる性能は、デジタルカメラの進化によって否応無しに上がっていくわけで、数あるSIGMA Artレンズの中でも最先端の製品ですが、素で出てくる発色がApochromat KINOPTIK 75mm f2.0に似ているんですよね。少しアンダー目の露出で撮ってやるととても似てきます。そして明るさの乏しい状態において開放f1.2で光を捉えた時のディテール表現が同じように端整で静かな雰囲気を持っているのです。 

しかし70年前のレンズだと言うのに、4730万画素のフルサイズCMOSセンサーを搭載したPana S1Rに解像度も含めて十分に対応してしまうのですから、ある意味KINOPTIKが化け物の様なレンズなのかもしれません。

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