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2019年2月 3日 (日)

スーパーハイエンド・オーディオについて

最近のオーディオ機材は高すぎると思うのだ。スーパーハイエンド・オーディオとでも言うのでしょうか?
1,000万円クラスの製品が頻繁に出てくるようになりました。

僕がオーディオを始めた40年前頃はスピーカーシステムって100万円クラスの製品は超弩級のプロ用製品でした。それが今では100万円超えは当たり前300〜500万円クラスの製品は普通にある時代に成ってきた。
これは普通のサラリーマンのオーディオファイルが一生懸命働いて買える値段では無くなってきたなと感じます。
ましてや若い人たちにとっては、なおさらでしょう。若者の世界ではクルマ離れが急速に進んでいる。車ではなくてどの携帯電話を買おうかと迷う時代なのである。数百万もして尚且つ維持費がかかる車を購入するとなると、余程の車好きでなければ趣味の対象から外れるという事になる。
日本の車の販売ベストテンは軽自動車が占めると言う異常事態である。生活車なのである。趣味の車ではないのだ。

話をオーディオに戻すとキングオブホビーと言われるホームオーディオはお金が掛かるし、インドアで根暗でオタクな趣味である。マニアックにのめり込めばのめり込むほど到底女性に理解されない不幸な趣味である。
付き合い始めた彼女に趣味はと聞かれて、「オーディオやっているんです」と話しても、「はぁ?」と言うくらいの反応でしか理解されないだろう。
ましてや「良い音で鳴っているから家に聴きに来る?」なんて誘ったら速攻でアウトである。

一時期、若者に必須の携帯電話を母艦にした。ハイレゾ音源を高級ヘッドフォンで聴くと言う流行があった、それはある程度頑張ってお小遣いを貯めれば手に届く高級モバイルオーディオでした。彼女にも理解しやすいし、何てったって見栄えもいい。スタバで彼女に聞かしてあげる事も出来る。「すご〜い!」となるわけAUDEZE LCD-3やULTRASONE EDITION10 でも20万円位で買えますから、まだ夢がありました。

しかしホームオーディオの世界となると….冒頭に述べた様にスーパーハイエンドのモデルが当たり前の様になって、
JBL Project EVEREST DD67000は315万円! しかも1本の値段なので、当然2本必要であるからして、合わせて600万超え。YG ACOUSTICSスピーカーの最新モデル「Sonja 2.2」は密閉型3ウェイモデルで、価格は1,100万円。ソナス・ファベールの「The Sonus Faber」は2,300万円で全世界30セットの限定販売だ。ゴールドムンドのGOLDMUND Apologue Anniversaryに至っては驚愕の70,000万円 世界限定25セットだそうだ。

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CH Precision 「1」Series / 2-Channel Reference Power Amplifier M1.1は1,400万円。ゴールドムンドの「TELOS 5000」は3,990万円でTELOS 3500」でも3,150万円もする。これ モノラルですからx2台必要になります
こうなると中途半端な価格の「TELOS 350」などで聞いてもその上の価格帯が有ることを知ってしまうと、落ち着かないだろう。
さらにSiltechケーブルのスピーカーケーブル「Emperor Crown」は2m ペアで500万超えだ。ここまで来ると笑ってしまうしかない。

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すべてを揃えると、かるく1億円を超えてしまう。一般的なサラリーマンオーディオファイルがローンや退職金で家を買って、オーディオの趣味を充実させようとしても、これでは到底トップエンドのモデルには手が届かないと言う悲しい時代になりました。
実は車の世界ではとっくの昔に富裕層向けビジネスが確立していて、ブガッティは昨年 新型『ディーヴォ(DIVO)』が世界限定40台で、お値段500万ユーロ(約6.6億円)があっという間に完売しました。
どのような職業の方がご購入したのかと言うと世界的に有名な大富豪、起業家、スポーツ選手などの名前が挙がっています。
ランボルギーニ ヴェネーノは4億円です。ロールスロイス ファントムで5,000万円くらい。フェラーリで3~4,000万円くらいでしょうか?
では何故そんなに高くても売れるのか?と言うと、ブガッティ ディーボDIVOは値段が高くて限定販売で入手しづらいから売れるのです。
所有欲。話題性、俺が持ってるよ〜という事でしょう。

こうなると日産GT-RはNISMOバージョンが一番高くて1,800万円です。素の状態のGT-R Pure editionだと1,000万円ですから、これはすごく良心的な車だなという事になります。

スーパーハイエンド・オーディオの世界は富豪向けの車ビジネスに着目した一部の高級オーディオメーカーが超弩級の価格帯でもオーディオは売れると言う事を知ってしまった。そもそも音の良し悪しと好き嫌いの価値判断は個々人で異なる訳だし、スーパーハイエンド・オーディオで1,000万円以上の機種が、100万円クラスのハイエンド機種と比較して価格と音の相対的価値が見出されるか?と言うとそれはとても怪しい。どうもキラキラした光り物で高級そうな装飾や奇抜な外観で差別化して高級そうに見せている傾向があります。でも所有欲と見栄を張れる所はブガッティ ディーボと同じだ。

ステレオサウンドなどの雑誌などで評論を書いている評論家諸氏も自宅にそのようなスーパーハイエンドシステムを導入しているのは聞いたことがない。ひと時代前の古いシステムをリファレンスにしている人が多い様である。

僕もサラリーマンオーディオファイルですから、家計のことを考えてオーディオ機器には50万円以上のお金を払わない様に、これをリミットにして今まで機材を揃えてきました。それでも海外から輸入して円高のメリットを享受したり、中古で有れば、150万円の製品も定価の30%くらいで入手出来る訳です。
僕のオーディオ機器購入の線引きリミット50万円の感覚は、車で例えると日産GT-Rあたりの位置づけが価値判断の基準値なのだと思います。所謂...良心的なコスパを感じられるか..ですかね
過去に50万円を超えて散財してしまったのは、ソナス・ファベールとJBL4343とリニアテクノロジーのプリAMPでした。オーディオファイルは好きな機材が出来ると金銭的には盲目に成ってしまうことがあります、(笑)

そもそも僕がPCオーディオを始めたのは、音の入り口をPCオーディオにする事でデバイスを安価に上げながら、ハイエンド・オーディオの音を入手出来たからです。しかしPCオーディオはコスパに優れた新しいオーディオファイルの扉を開いたと思ったのですが、あまり普及していないような気がします。何故でしょう? PCのセッティング、DDC やDACのセッティング。ソフトをダウンロードして…CDのリッピング…ハイレゾ配布サイトからネットでダウンロード....云々というところが、定年後の団塊の世代オーディオファイルにはハードルが高いのかもしれません。
実際のところPCのOSがバージョンアップするたびに、プレーヤーソフトをアップデートするのも面倒くさい。僕がMacに入れているAudirvana PlusはVersion2.6.8で止まっています。音楽専用Mac mini のOSもMac OSX 10.10.3 Yosemiteで止まっています。止めている理由はAudirvana Plus3にアップデートしてもDirect Modeが無くなったので音質の向上が見込めないからです。でもそろそろ次のステップで新しいミュージックプレイヤーを導入しても良いかなと思い物色しています。
PCではなくて、でも2TBくらいのSSDを内蔵していてPCにダウンロードした手軽にハイレゾファイルを取り込める様な機材を探しています。

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近い将来ネットの世界が5Gで繋がるようになると、ハイレゾ音源を配信している「iTune」や「mora」でさらに高音質なハイレゾファイルが一瞬の内にダウンロードされるように成るでしょう。Spotifyの様な音楽ストリーミングサービスでハイレゾ音源はFLAC形式(4620kbps/24bit/96kHz)で配信されているが、もっとすごいことに成るのかもしれません。
これからはNATIV VITAのHigh-Res Music PlayerやDEVIALET(デビアレ)の D-Premier AIR の様なデジタルストリーミング機能付き DAC 内蔵プリメインアンプとかが主流に成ってくるんじゃないかなと思います。

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