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2015年8月 9日 (日)

LAYERED SOUNDを聴きに行ってきた。

LAYERED SOUNDと言う面白い音響システムをネットで見つけて、とても興味がわいたので聴きに行ってきた。
公式サイトはこちら 

Img_item_1

当日の飛び込み(事前にデモカーがあるか?位の電話をしましたが)で一番親切に対応して頂いたのが、横浜のBMWをメインにカーオーディオをセットしているa/tack(エイタック)さんでした。 とてもフレンドリーでスタッフもシッカリしている印象でした。

LAYERED SOUNDの原理ですが、
これは所謂、磁歪振動子を用いた音の鳴らし方で、呼び名は色々ありますが、アクチュエータ型スピーカー とかエキサイターと言われています。
同じ原理の製品は既に世の中に出ていて例えばNXT(New Transducers)やFOSTEXのアクティブコンタクトスピーカー“eA”(エア)「GY-1」とか、TDKのHP こちら にその原理が詳しく出ていますので興味のある人は覗いてみてください。

Yo_fos011

何故興味が湧いたかというと、自分の仕事の領域とも被るのですが車載音響にこのシステムを取り入れた製品は今まで無かったからです。実は過去に幾度か製品化の検討が為されたことがありますが、純正車載オーディオでは、ボディ側(車のボディ)を振動させると言う行為は内装設計にとっては真逆の発想になるわけで、振動音を抑えているチームからすれば、とんでもない!と言う事になる訳です。ハードルは相当に高いのです。

Img_position

市販のオーディオシステムとして、純正車載オーディオにアドオンする方式で世の中に出てきた製品ですから、興味があります。

ちょっと専門的な話になりますが、音源には基本的に2つの種類があります。点音源と面音源です。通常のスピーカーというのは点音源で、振動板(コーン紙)で発生させた波形(空気の振動)が広がり、音を伝えます。ただしスピーカーから離れれば離れるほど、(空気の振動)は音源を中心に半球状に波形が広がって減衰してしまいます。

磁歪スピーカーの場合は超磁歪素子という物質が音声信号に合わせて振動して、その設置面に伝わり、周囲の空気を振動させて音を出しています。例えばテーブルの上に設置すればテーブル全体から音が鳴るわけです。この場合波形は広がらずに音源から水平に伝わっていきます。机の天板から音を発生させられますので、面音源に近い状態を作りだすことができます。距離が離れても点音源よりも減衰しにくく成ります。

さてこの磁歪素子を車に搭載するには、色々と問題があります。 先ず何処に取り付ければですが良いか、磁歪素子は設置位置で大きく音が変わります。そして磁歪素子は金属等やコンクリートには向きません。何故なら硬くて振動を伝えにくいからです。 

LAYERED SOUND の取り付けは、専門の研修を受けた正規取り扱いショップで行うと言う事に成っています。さもありなん この辺りは結構難しいと思います。
試聴したBMWのF30の場合はAピラーの付け根の部分に設置してありました。音を鳴らしながら手でピラーを触っていくと一番振動している所が有るので解ります。

さて肝心の音ですが、面白いです。 低域は出ません。中高域が面音源で追加されることに成ります。
特に点音源で指向性の強い中高域が、減衰しにくい面音源で成るので、臨場感が増します。此のシステムはスイッチでON OFFできるので、聴き比べてみましたが、一度面音源で聴いてしまうと、OFFにすると物足りなく成ってしまいます。 非常に上手な製品設計だと思います。
オーディオで言うところのHigh Fidelity(高忠実度、高再現性)とは違います。でも音場感と臨場感を求める方法の中で、今まではサウンドプロセッサーを用いて音を作ってきた訳ですが、此の方式はとても面白い試みだと思いました。

試聴させて頂いた車にはピラーにドームTWがついていたのですが、ドームTWを手で遮って聴いたほうが音は良かったので、TWは要らないなぁとの結論です。元々僕の320dはTWがついてませんから、好都合です。

ということで、長時間聞かせて頂いた親切なa/tack(エイタック)さんのメカスタッフに敬意を評して、お買い上げさせて頂きました。仕事での検討にも使えるしね(爆笑)
今月の22日に取り付けますので、楽しみです。

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