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2015年4月11日 (土)

Voigtlander VM Classic Seriesの魅力

Nokton Classic 35mm F1.4は、独特の柔らかなボケ味と切れのあるピントを持ち合わせていて、昨年購入してから、ちょっと気に入って使い続けている、
今までのライカレンズには無い独特の描写だ。ライカのズミクロンの様な生真面目さを代表するような写りではなくて、ではクラシックな写りなのかと言うと
それともちょっと違う。伝統的な対称形のレンズ構成で6群8枚 所謂8枚玉であるのだが、非球面なども使っていないので、もっとボケ味が崩れるのかと思いきや、最新の光学素材(超高屈折ガラス)の恩恵なのか案外素直に溶けるようにボケてゆく。妙に立体的な描写なのである。コシナはクラシックと呼んでいるが、モダンな所も有るので「モダン クラシック」と呼んでやるのが一番合っているような気がする。

Blog_eastern_oriental_hotel_penang_

Nokton Classic 35mmの使い勝手があまりにも心地好いので、コシナのVMレンズ クラシック・シリーズのVoigtlander Heliar Classic 75mm F1.8も購入してしまった。
コシナのHeliar Classic 75mm F1.8の製品情報には-----------3群構成という古典的なレンズ設計のメソッド。そこから導き出したかった解答は「浮き立つような合焦面のモチーフ」と「甘美なボケ味」です。充分な解像力を保ちながら、描写が硬くならず、望遠レンズを使わずに”大きく背景をぼかす”写真表現に最適なレンズです。------------と書いてある。

早速Voigtlander Heliar Classic 75mm F1.8とNokton Classic 35mm F1.4を鞄に入れて、マレーシアのペナン島とシンガポールに出かけてきた。
マレーシアのペナンやシンガポールは朝7時頃から日の出なので、夜明けが遅くいつまでも薄暗いので、朝食前の一時でも真っ暗なのです。
出張の合間でのチョコ撮りですから、撮影に気合が入らないことおびただしいのですが、フォクトレンダーのクラシック・シリーズはこのような低照度の時間帯での撮影ではコンパクトな割に明るいレンズなのでとても重宝する。

Blog_eastern_oriental_hotel_penan_2

さてHeliar Classic 75mm F1.8の写りはどうかと言うと、期待通りにとても好い。
僕は今まで75mm~80mmのレンズは大口径で揃えてきた。
Summilux-R 80mm f1.4 T*Planar 85 mm f/1.4  Pentax smc -A-Star lens 85mm f1.4 Ai-s Nikkor 85 mm f/1.4 Apochromat KINOPTIK 75mm f2.0等々

Heliar C 75mm F1.8は、これらのレンズのどれとも違う写りをする。宣伝文句の「浮き立つような合焦面のモチーフと甘美なボケ味」は確かに存在している。Nokton C 35mm F1.4と同じ傾向で、充分な解像力を持ちながら、決してバキッとした写りにはならない。ピントの合った面が極めて立体的に浮かび上がり、アウトフォーカスは溶けるように輪郭を失っていく、決して二線ボケには成らない。わずらわしいボケ味に成らないので、バックに気を使うこと無く安心して絞りを開けて撮ることが出来るのだ。

Blog_eastern_oriental_hotel_penan_3

コシナのVoigtlanderの大口径Asphericalレンズはフィルムで使っていると発色が暖色系に転ぶことが多かったが、このClassic Seriesの2本は本当にニュートラルで発色も悪くない。

Voigtlander VM Classic Seriesで撮った
2015 Eastern & Oriental Hotel penang / Shangri-La Hotel, Singapore をWebにUPしました。
Leica M Type240で作成した Web フォトギャラリーです。現像ツールはAdobe Lightroom 5.7/ Photoshop CS6
こちらから入れます。
HTMLとFLASHバージョンの二種類UPしてますが、HTMLバージョンは撮影データを見ることが出来ます。

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