SUMMILUX-R 35MM F1.4
2004年8月27日金曜日
富春江の南岸にある龍門古鎮はその中でも俗化せずに明清時代の建築物が残っており、 村の住民は三国時代東呉孫権の後世と言う事で中国古代宗族集中居住のスタイルを現在でも保っている貴重な村です。 今回は 約一年が過ぎての再訪問撮影でした。前回は天候も雨まじりで不調でしたが、この村には特別の思い入れが残りました。 その理由はこの村に有る小さな鄙びた教会なのです。 教会と言ってもちょっと大きな農家を誂えただけなので、見た目は解らないのですが、側を通ると中から賛美歌が聞こえて来ます。 覗いてみると粗末な手作りの十字架が布に下がっているのが見える。崩れかけたような粗末な教会の中で熱心に祈りが捧げられているのです。 「信仰と生活が直接結びついている様子が手に取る様に解る」 その印象が強烈に残っていて 前回の撮影が終わった後も、僕の心の中には表現しきれない...何か撮り忘れてしまったようなイライラが残っていました。
それで写真のタイトルも Religion and life (信仰と生活) がすぐ浮かんだのです。
教会の中は全体的に暗い為に 撮影条件は非常に厳しくて、スローシャッターを強いられますし、
あまり強引に寄る訳にも行かないので、手持ちだと80mmが限度でしょう 。
今回も撮りきれたかな?と言うと正直そうでは無くて、もっと何か残っている様な気がして喉に魚の刺が刺さったような気持ちを今も引きずっているのです。
作例:Religion and life 浙江省 富春江 龍門村撮影
こちらから入れます。
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