伊豆 落合楼村上
2011年5月1日日曜日
伊豆天城湯ケ島温泉の老舗旅館に出かけてきた。この旅館は明治7年の創業で創業当時はその名を「眠雲楼(みんうんろう)」としていたが、旅館を訪れた山岡鉄舟が敷地一体が川にくるりと囲まれるような格好になっている様子を見て「落合楼に改めてはどうか」と主人に提案。1881年から「落合楼」を名乗るようになったという。川端康成、井上靖、若山牧水、与謝野晶子、島崎藤村、梶井基次郎、北原白秋、田山花袋等錚々たる多くの文人墨客に愛されてきた事で有名な宿だ。川端康成が「伊豆の踊り子」を思い立ったのは旅館「湯本館」の方で、当時の落合楼は宿代が高く着いてしまうので、湯本館に逗留して眠雲亭には庭を見に来ていたらしい。実はお袋の思い出話だと亡き親父が公証人時代の職場旅行で、皆を連れてここに泊まったらしいのだ。落合楼は有形文化財に指定されているので、親父の思い出探しも兼ねて貴重な体験もできるのかなと.....
眠雲亭は外観こそ和の伝統を重んじた純和風だが、室内には窓にステンドグラスがはめ込まれたベッドルームや、応接セットが置かれた洋間があったりして、当時は随分と贅を尽くしたハイカラな宿だったのではないでしょうか。
もちろん僕の楽しみの一つである食事は季節の和食会席を静岡の銘酒 吟醸生酒「初亀」で堪能させてもらいました。
さて今回持参したのは RICOH GXRユニット交換式カメラシステムと言うちょっと変態的な機材です。どこが変態的かと言うと話が長くなるので、そこら辺が知りたい人は、ここを読んでくださいね
何が気に入っているのかというと、GXR GR LENS A12 28mm F2.5と A12 50mm F2.5 MACROの2本と専用ストロボGF-1を一纏めにしても、小型のショルダーバックにすっぽりと収まってしまう位コンパクトなのです。
以前はRICOH GR DIGITAL Ⅲを持ち歩いていましたが、料理の写真を美味しそうに撮るには、どうしてもストロボをカメラから離して撮りたいのです。一眼レフでそれをやっちゃうと、凄く大げさで食事してるのか、商品撮影してるのか解んなくなっちゃう訳で.....(^^;;;
本当はディフューザーの着いた 小型のソフトボックスがあれば良いのだけれど、食事の時にスタンドを立てると、中居さんが驚いちゃうので、GF-1にオムニバウンスをくっつけて完成です。
GXRの↑セットだとユニバーサルシューコードで繋いでGF-1の背面スイッチをオンにしてやれば、お手軽に高性能なマクロレンズで精度の高いTTLストロボ撮影が出来ちゃうのだ。
もちろんAモード(絞り優先モード)で連動してくれるので、絞り込んでいってもストロボの発光量はついて来るから安心だ。
この機材だと中居さんが食事を運んできてくれる時はテーブルの下に転がして置けば、全く目立ちません(爆笑)一つ問題なのは、温泉に入った後でホンワカと良い心持ちで食事が進んでくると、相当お酒も進んでしまうので手元が怪しくなって「何を撮っているのかワカンナイ」状態に成っちゃう事です。今回は「初亀」を2本飲み終えた後でそういう状態がやってまいりました...深く反省....(^^;;;
リコーGXR50mmマクロの評価がすこぶる高く優秀な事は分かっていましたが、今回はGR LENS A12 28mm F2.5の写りが非常に端整で階調性が優れていることを再認識した。歪曲収差はほとんどなし クリアな質感描写は GR DIGITAL IIIの28mmとは別物だ。
作例はこちらからどうぞ
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